
結論
作りたいものがないなら、まず「自分が一番ラクに公開できる型」で1本出すのが近道。その背中を押すために、診断という最小のアプリ自体を最初の題材にした。
個人開発で最初に詰まるのは「何を作るか」
個人開発を始めようとして、最初の一歩で止まる人は多い。手は動かせるし、いまはAIも使える。なのに「で、何を作る?」が決まらない。検索を見ても「個人開発 作りたいものがない」「個人開発 アイデア」と探している人が毎月かなりいる。私だけの悩みではないらしい。
このAI道具箱を作りながら、私自身も同じ問いに何度もぶつかった。だったらその問いそのものに答える小さなアプリを最初の題材にしてしまえばいい。そう考えて作ったのが「あなたが作るべきアプリ診断」だ。5つの質問に答えると、いまの自分に向いたアプリの“型”と最初の一歩が出る。この記事は、その診断をAIだけで作った記録になる。
なぜ「診断」を最初の1本に選んだか
身も蓋もない理由だが、いちばん簡単に作れて、いちばん早く公開できるからだ。診断は突き詰めると「入力(回答)から出力(結果)を返すルール」でしかない。データベースもログインも決済もいらず、1枚のページで完結する。AIに任せれば半日もかからない。
それでいて需要は確かにある。「診断」という言葉の検索数は他のジャンルと桁が違うし、結果をSNSでシェアしてもらいやすい。半年かけた力作が誰にも触られないより、数日で出した軽いものに少しでも反応がつくほうが、最初の一歩としては学びが大きい。これは今回あらためて実感したことでもある。
結果の「型」は、自分が作ったものから決めた
診断の核は、結果として返す「アプリの型」をどう用意するかだ。ここはアイデアをひねるより、これまで自分が実際に作って公開してきたものを棚卸しして分類するのが早かった。
最終的に6つに整理した。診断やジェネレーターのように一発で公開できる型、自分の面倒を解決する便利ツールの型、記事を積み上げるコンテンツ・メディアの型、課金まで見据えるSaaSの型、遊びを作るゲームの型、そして公開せず自分のためだけに作る型。それぞれに、自分が過去に作ったアプリを実例として割り当てている。だから結果は机上の分類ではなく、「現にこの型で手を動かした人間がいる」という裏付けつきで返せる。
質問は5つに絞った。目的(収益か、学習か、趣味か、効率化か)、使える時間、得意な領域、いまの技術レベル、公開したいか自分用で十分か。回答ごとに各型へ重みを振り、合計がいちばん高い型を返す。凝った判定にはしなかった。診断は精度を競うより、迷っている人の背中を一押しするほうに価値があると考えたからだ。
AIでどう実装したか
実装はClaude Codeに任せた。構成はシンプルで、質問と結果の文言・重みをデータとして1ファイルにまとめ、判定ロジックは入力から型を返すだけの純粋な関数に切り出した。画面はサイトの既存デザインをそのまま流用し、バックエンドは持たせず静的なページとして書き出している。サーバーで動かす処理がないぶん、表示は速く、運用の手間もほぼゼロになる。
配信は、このサイト自体と同じCloudflareの基盤に乗せている。静的なページひとつ増えるだけなので、追加コストも構成変更もない。
Cloudflare Workers / Pages
このサイトの配信基盤。Phase 1 では Cloudflare Workers + OpenNext 構成を固定し、D1 や Secrets が必要になった段階で追加します。
つまずいたところ
一番手こずったのは、コードよりも重みの調整だった。最初の配点だと回答の組み合わせによって特定の型ばかりが出てしまい、診断としてつまらなくなる。実際に何通りも自分で回答してみて、どの型もちゃんと出るように配点を直した。ここはAIに丸投げできない部分で、「どんな人にどの型を勧めたいか」という意図を自分で持っていないと決められない。逆に言えば、その意図さえあれば実装そのものはAIが数十分で形にしてくれる。
作る型がまだ漠然としている人は、設計の前に生成AIの使い方を一度体系で押さえておくと、こうした「AIに何を任せて、何を自分で決めるか」の線引きが早くなる。
まず1回やってみてほしい
理屈を読むより、実際に試したほうが早い。5問なので1分で終わる。
診断はこちら → あなたが作るべきアプリ診断
結果に出た「最初の一歩」を、今日のうちに1つだけ動かしてみる。作りたいものは、たいてい考え込んでいるときではなく、手を動かし始めてから見えてくる。
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よくある質問
プログラミング未経験でも診断アプリは作れますか?
作れます。診断は「回答→結果」のルールだけで、データベースもログインも不要です。今回もAI(Claude Code)に設計を渡し、静的な1ページとして実装しました。重要なのはコード量より、結果として返す「型」をどれだけ自分の言葉で決められるかです。
簡単なアプリを作っても意味がありますか?
あります。難しいものを長期間かけて誰にも使われないより、簡単なものを数日で公開して反応を見るほうが学びが多いです。最初の1本は「完成させて公開する」体験そのものが目的で、診断やジェネレーターはそれに最適です。
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